みなさん、こんにちは。
初夏のこの季節、天気が良くなると
洞爺湖や有珠山周辺では、「白い綿毛」がふわふわと
飛んでいる様子をよく見かけます。
これは「ドロノキ」の綿毛で、
中に小さな種子が入っています。
洞爺湖有珠山周辺には、多くのドロノキが生えていて
初夏になると一斉に綿毛が飛び出します。
ドロノキの名前の由来は、材質がドロのようにやわらかで
あまり役位立たないからだとか
木の樹皮がドロを塗ったようだとか
様々ですが
どちらにしても、かわいそうな名前ですね。
そんなドロノキですが
有珠山や昭和新山周辺では
とても重要な木です。
ドロノキは、強い日差しや乾燥に強く
少ない栄養分でも成長の早い樹で
崩壊地などに最初に生えてくるため
パイオニアツリーと呼ばれていてます。
噴火後、火山灰に覆われた荒地に生えてくるのが
このドロノキです。
その後、ドロノキは自身の葉で日陰を作り
多くの落ち葉がやせた土壌を肥沃な大地に変え
他の植物が育ちやすい環境を作ってくれます。
そんなパイオニア精神旺盛なドロノキの綿毛が
有珠山周辺で飛んでいます。
ぜひ見てみて下さいね。
MEISTER