皆さん、こんにちは。
GWも終わり、気持ちのいい春がやってきた有珠山ですが
コロナウイルスの影響で静かな日々が続いてます。
学校も休校中のところが多く、家の中で過ごす時間が増え、
どうしたらいいかと悩む親御さんも多いかと思います。
今日は親子で簡単にできる実験を紹介したいと思います。
コーラを使った火山噴火実験です。
この写真は、1977年に有珠山が噴火した時のものです。
勢いよく噴煙が立ち上る爆発的な噴火でした。
火山の噴火は、地下深くにあるマグマが、
上昇してくると圧力が下がり、
マグマの中に溶けていた水やガスが発泡して、
爆発的な噴火が起こります。
同じようなことがコーラで実験することができます。
コーラを振ると溶けていた炭酸ガスが発砲し
穴を開ければ勢いよく噴出します。
コーラで噴火実験
【準備するもの】
・500mlのコーラ
・きり(クギと金づちでも可)
【実験手順】
①コーラのふたを開け、きりなどで直径3~5mmほどの穴を開けます。
②二口ほど、コーラを飲みます。
③穴を指で押さえ、コーラを振ります。
④指を離すと、噴火が始まります。
このとき、少し傾けるとコーラが自分にかかりにくく安心です。
※外など汚れてもよい広い場所でやってみて下さい。
噴火の際(指を離すとき)は、コーラがかからないように
風向きも考えて行いましょう。
これは実際の噴火も同じで、噴火で上がった火山灰などは
風によって運ばれますので、風向きは避難する際に
大切なことのひとつです。
噴火が終わったら、ペットボトルの中を
よく見てみましょう。
コーラが少し減って、中が泡だらけになっています。
このような泡がそのまま噴き出して固まると
軽石になります。
簡単な実験ですので
ぜひ親子でチャレンジしてみてください。
実験の際は、コーラが噴き出すところや
ペットボトルの中に泡ができる様子など
じっくり観察してみてください。
外出自粛が終わり、コロナウイルスが落ち着いたら
ぜひ本物の火山、有珠山や昭和新山を見に来てください。
有珠山や洞爺湖の周りには、
噴火でできた軽石がたくさん落ちていますよ。
iida