皆さん、こんにちは。
今日はサクラの花から新緑の若葉の季節に
移りつつある有珠山・昭和新山の様子をお伝えします。
新緑に覆われるこの時期の昭和新山は
鮮やかな若葉と赤褐色の岩肌、そして青空が
気持ちのいい景色を見せてくれます。
昭和新山周辺では、鮮やかな黄緑色をした
ドロノキの若葉が目立ちます。
つややかな若葉は日の光を受けると
一段と鮮やかに見えます。
そもそもドロノキってなんだか
すごい名前ですよね。
名前の由来は、材質がドロのようにやわらかで
あまり役位立たないからだとか
木の樹皮がドロを塗ったようだとか
様々ですが
どちらにしても、かわいそうな名前ですね。
そんなドロノキですが
有珠山や昭和新山周辺では
とても重要な木です。
ドロノキはヤナギの仲間で
明るいところを好み、成長が早く
荒れ地に真っ先に生えてくるため
シラカバなどとともにパイオニアツリーと
呼ばれています。
噴火を繰り返す有珠山周辺では
ドロノキは噴火後の荒れた大地を
緑に覆う立役者なのです。
まだ少し先になるかもしれませんが
今度、昭和新山を訪れた際は
ドロノキに注目してみて下さいね。
iida