今から43年前の8月6日
有珠山噴火前兆の地震が始まり、
翌8月7日午前9時12分
山頂で噴火が起こりました。
その後10数回の噴火が一週間続き
多量の火山灰は、札幌から旭川の方まで降り注ぎました。
当時、洞爺湖温泉街に住んでいたスタッフに話を聞いたところ
7日の噴火後、隣町の伊達市に一時避難。
伊達市は空から白い雪のような灰が降り注いでいたそうです。
2、3日後に一時的に温泉街に戻るも、
空からは断続的に噴石が落ちてくるようなとても危険な状態。
避難はその後もしばらく続いたそうです。
この時にできたのが、有珠新山と銀沼大火口。
有珠新山の誕生で大有珠は洞爺湖側に200m押し出され、
山の形が変わりました。
火口ができる前の銀沼は緑が豊かな場所で、
子供たちがピクニックをしたり、牧場で牛や馬が放牧されていたり
現在の景色からは想像もつかないような穏やかな風景でした。
有珠新山と銀沼大火口は
山頂駅から徒歩約7分の
火口原展望台から眺めることができます。
天気がよければ駒ヶ岳も眺めることができますよ!
火口原展望台へは、途中約130段の階段があります。
これからの時期に散策でお越しの際は、
履きなれた靴、日よけの帽子、薄い上着を
お持ちいただくとよろしいかと思います。
途中の水分補給も忘れずに!
yama